Jem

君の膵臓をたべたいのJemのレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)
4.5
「運命なんかじゃないよ。出会おうという意思があって出会ったんだよ。」

とても幸せな空間が広がっていました。シリアスな部分でもパぁっと明るくなる"君"の笑顔。親友には心配かけたくない目の前に迫る死の現実。その秘密を家族以外で唯一知る"僕"。決して交錯することのなかったクラスの人気者の"君"とネクラで友達のいない"僕"の出会い。

限りある生命でも、その寿命をまっとうできる物だと甘えていた。1日の価値は皆変わらない。死ぬまでに何をやりたいか誰と過ごしたいか。大切な人のことを想えるのか。君の膵臓をたべたい。

タイトルの字顔のインパクトの強さと「ラスト、きっとこのタイトルに涙する。」という宣伝文句のハードル上げが不安だったけど脱帽しました。脚本がすごく緻密で好き。
Jem

Jem