原作の話を忠実に再現しつつ、場面を入れ替えたり、オリジナル要素を加えたりした新たな作品になったという感じでした。
小説と見比べることはあまりしたくはありませんが、僕は映画の志賀君の方が好感が持てた。恐らく、捻くれてる部分が少なく、素直にしているので、好感が持てたのだと思います。それとガムをくれる少年が小説と比べて色濃く存在感があって良かったです。
映画の方は出来が良く、志賀君が教師になって改めて高校時代を回想するスタイルは上手くはまっていました。回想することでまだ桜良さんのことを思い、現在の自分が教師にふさわしいかどうか自問自答していることで人間味が増していい脚本でした。
俳優さんたちも演技が上手くて、魅入ってしまいました。浜辺美波さんと北村匠海くんの掛け合いのシーンはとても自然でよかったです。特に北村匠海くんの演技には脱帽いたしました。志賀くんの繊細な雰囲気がよく出せてました。
総括して小説よりも映画の方が僕は好きです。もちろん、原作ありきで感想を述べていますが、小説を読んだ人は是非見に行ってほしいです！！！
