このレビューはネタバレを含みます
原作がすごく好きな作品だったので見てきました。
話が分かっているのに、こんなにかっていうくらい一緒に見に行った友達と一緒に泣きました。ストーリーがずるいよなぁ。
膵臓の病気で余命わずかしかない桜良が、その人生を全うしようとする姿が眩しい作品。それなのに結局その少ない余命を生ききる事すらできない不条理さ。
彼女自身の生きてる意味や、死んだ後に残そうとしているもの。
大切な人が、自分が死んでからも幸せでいて欲しいっていう桜良の行動がすごくささりました。いろんな人にいろんな面から影響を与えられる人間になりたいって夢見るけど、私はきっと彼女みたいには慣れないんだろうなぁっていう苦しさも感じた映画でした。
ただ、四月は君の嘘でも感じたように「本やマンガでは自然な言動」と「実写化して自然な言動」の間には隔たりがあって、そこをいかに埋めていうかが実写化の難しい所だと思うんだけど、この作品でも桜良ちゃんの話し方やちょっとした仕草が不自然な場面が多かった印象。
でも普通に面白かったです。興味がある人はぜひ原作から読んでほしい