このレビューはネタバレを含みます
よくあるベタな「限られた人生がいかに大切か」というメッセージを、ラストで強烈に認識させられた。
それは自分の人生だけじゃなく、周りの人の人生にも言えることで、
桜良の人生観(共病文庫)はそれらを悟ってのものだった訳だが、
残りの人生を全うしようと希望にあふれていた中で、通り魔に襲われて人生を終えてしまう命の儚さが悲しい。
主人公を筆頭に周りの人には、現実に直面して初めて気付くことしかできない何かがそこにはある。
◼️気に入った言葉
偶然でも運命でもない、お互いのしてきた選択が、意思が二人を出会わせた。