ともぞう

君の膵臓をたべたいのともぞうのレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)
4.0
お涙頂戴の安っぽいストーリーじゃなくて良かった。人は誰かの思いを紡ぎながら、誰かの思いを自分の心の中に留め置きながら生きている。
「君の膵臓をたべたい」には
君の膵臓を食べることで、いつまでも君の心の中に居続けたい。君の膵臓を食べることで、自分の悪い膵臓を治して、もっと君と一緒にいたい。そんな思いがしんみり伝わる。
俳優陣も配役に合っていたし、皆が役に徹し、出しゃばらず、とても良かった。

〈あらすじ〉
高校の同級生・山内桜良(浜辺美波)がひそかにつづる闘病日記「共病文庫」を偶然見つけた僕(北村匠海)は、彼女が膵臓(すいぞう)の病気で余命わずかなことを知り、一緒に過ごすようになる。彼女の言葉をきっかけに母校の教師となった僕(小栗旬)は、桜良が亡くなってから12年後、教え子と会話をしていた際に、桜良と過ごした数か月を思い出す。一方、結婚を控えた桜良の親友・恭子(北川景子)も、桜良との日々を思い返し…。
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