ともぞうさんの映画レビュー・感想・評価

ともぞう

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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

CGを使わず、ストップモーションアニメで丁寧に製作。ラストにその製作過程が出てくるが、あれだけ巨大な像を作って動かしての苦労が垣間見える。外人が作った日本人の話なので、どこか中国や中東の風味も漂う。ス>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.0

原作、ドラマとも未視聴のため、このシリーズのノリに上手く付いていけず、全般的にそこまで面白いとは思えなかった。「最も黒い絵」の謎解きは良いとして、倉庫での戦いのシーンは仮面ライダーレベル。岸辺露伴の今>>続きを読む

ネアンデルタール人の秘密(2024年製作の映画)

3.0

約30万年も栄えながら約4万年前に絶滅してしまったネアンデルタール人。氷河期が大きなダメージを与えたと思うが、ではなぜ、ホモサピエンスは生き残ったのか?またまだ分からないことだらけだが、そういうことを>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

妻に先立たれた偏屈じいさんの主人公は、何度も自殺を試みるほど人生に絶望している。ただ、自殺は上手くいかず、近所の人々などの関わりで生きる居場所を見出していく。彼の葬式には多くの人が集う。堅物ではあるが>>続きを読む

99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

テレビドラマ版を見てないからか、松潤のノリがやり過ぎ感が強く引っかかってしまった。事件は和歌山毒物カレー事件を想起させ、幼い子供が真犯人だったため、村で浮いてた男を犯人に村人全員ででっち上げるというあ>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

黒澤明の名作「生きる」をかなり忠実にリメイク。イギリスが舞台ということもあり、オリジナル版よりスタイリッシュに。オリジナル版には存在しなかった新入社員がいて、彼に手紙を渡して想いを託すシーンがあり、充>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.2

日本のようで日本でない、ベン、ベン!その違和感から早く抜け出せて、このアクションコメディの世界観にのめり込めれば楽しい作品。自分の場合は、無駄に駅名や駅順が正しいから、ついつい違和感がフラッシュバック>>続きを読む

劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ドローンならぬエローン(笑)。そして、もっこりの連呼。でも、香への格好良い決めゼリフで終わる締めからのGETWILD。あの頃のシティーハンターを堪能させてくれた。ただ、せっかくキャッツアイの3人を登場>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

鈴木亮平は凄いなぁ。大河で主役もやったのに今でもHKと変わらない役を嬉々としてやり切る。身体もバッチリ仕上げて、立ち姿からアクションまで冴羽獠のカッコ良さを体現してた。最後の香とのハンマーのやり取りか>>続きを読む

ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)

3.2

3台のミニクーパーが活躍するからミニミニ大作戦。この映画で強調するのはそこじゃないように思うが(笑)。変な邦題だが、有名な俳優が多数出ていて、ストーリーもシンプルでテンポも良く普通に面白い。

〈あら
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美しい湖の底(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

金→木→水→火曜日と時間が逆行していく。小さな村で起こった銀行強盗を追う堅物そうな保安官。その事件には自分の兄も関わっているらしいということが冒頭で分かる。実際はこの保安官が仕組んだ犯罪だったというオ>>続きを読む

アウトフィット(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

寡黙な仕立て屋が、実は昔、やり手のマフィアだったというオチ。ほぼ仕立て屋の建物内で話が進む。マフィアにロンドンで妻子を殺されてから、マフィアを憎み、シカゴに移り住んだのに、またマフィアに絡まれる主人公>>続きを読む

シンデレラ(2015年製作の映画)

3.2

誰もが知るストーリーを真っ当に実写化。継母と連れ子の憎々しさが素晴らしくシンデレラに感情移入してしまう。どうして実の父はあの継母に惚れたのかと不思議になるレベル(笑)。不遇な女性が成功者に見染められて>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.5

ストーリーとか細かい設定とか、どうでも良い。紅の英語の歌詞を真面目に考えたことなかったが、その歌詞がストーリーにフィットしていて、紅が最高の曲に聞こえる。綾野剛のシニカルでコミカルなヤクザ者の演技は唯>>続きを読む

デッドマン・ダウン(2013年製作の映画)

3.2

過去に妻子を殺された殺し屋の男と事故で顔に傷を負った女。お互いの復讐を果たすべく動く内に、心の交流が生まれる。既視感のある内容だが、銃撃戦も派手でそこそこ楽しめた。

〈あらすじ〉
裏社会で幅を利かせ
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

劇場版第26弾。
データセンターを海の中に作るか?世界の犯罪監視システムのような超機密組織に小学生を入場させるか?とか真面目に考えるといろいろ突っ込みポイントはあれど、黒の組織との対決メインのストーリ
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アイム・ユア・ウーマン(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

夫のことを何も知らずに生きてきた主婦ジーン。突然、夫が赤ちゃんを連れ帰り、そのまま行方不明になる。夫の手下だったと言う黒人とひたすら逃げ、夫を探す様子を主人公目線で追いかけていく。途中、途中で面白いシ>>続きを読む

たちあがる女(2018年製作の映画)

3.0

環境活動家というテロ女。環境問題は大事だが、だから何をやっても構わないというスタンスは共感できないし、ヨーロッパのこういう独善的な価値観は自分には肌に合わない。この感覚が理解できるかで好き嫌いが分かれ>>続きを読む

アンビュランス(2022年製作の映画)

3.8

カーアクションに次ぐカーアクション。CGに頼らず、ドローンを使った撮影で車をバンバン壊す。破壊王マイケルベイ監督の面目躍如といったところ。ストーリーは銀行強盗して逃げるだけなのだが、本当は善人なのに兄>>続きを読む

ハロー!?ゴースト(2010年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

自殺に失敗ばかりする男が突然4人の幽霊が見えるようになる。4人のよく分からない願いを叶えてあげようと動く男。ドタバタコメディかと思いきや、4人の願いを叶えると看護婦と仲良くなり、実はその4人は自分が幼>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

幸せの絶頂だったはずの金持ちの新婦が、地獄に叩き落とされる86分。貧しい市民が暴徒化し、金持ちの家や人を襲う。助けてくれるのかと思ったら軍人も誘拐に加担し、身代金が支払われたら殺す。娘を救い出したい金>>続きを読む

沈黙、愛(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

大金持ちの男にはグレた娘と愛人が。娘と愛人は犬猿の仲。酔った娘が愛人を車で轢き殺してしまう。娘を救いたい男は娘の罪を被って自分が犯人になる。そこまでは良いけど、金にモノを言わせて監視カメラはハッキング>>続きを読む

ベター・ウォッチ・アウト: クリスマスの侵略者(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

留守番バイトで来てた家に不審者が…でも、それは留守番バイトの女の子の気を引こうとした主人公の芝居だった。気持ち悪いマセガキの恋愛もの?と思ったら、その主人公のマセガキがサイコパスで、ヘラヘラしながらド>>続きを読む

マスカレード(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ケイシー=ローズというどんでん返し。11才の強盗に撃たれたケイシーが実は死んでおらず、大人のローズになって強盗に復讐する話。ケイシーが過去、ローズが現在という2つの時間軸で話が展開されていることに全く>>続きを読む

ライジング・ドラゴン(2012年製作の映画)

3.2

家族で楽しめるジャッキーアクション。初っ端からタイヤの付いたスーツで滑り降りる。海も空も頑張る。ジャッキーも体を張ったアクションはこれで引退と発言し、ラストには奥さんもカメオ出演。マンネリと言われつつ>>続きを読む

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

裕福な黒人の主人公は、ステレオタイプな黒人像が嫌いで真面目な小説を書くが売れない。やけクソでいかにも下品な黒人小説を書いたらバカ売れして映画化も決定。自分がやりたくないことで売れていく苦悩と家族や近し>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

全く前情報なしに映画館で初めて観た時は、すっこり騙されて「ブルースウィルス死んでたんや!」と椅子から落ちそうになった(笑)。途中の違和感もオチが分かってから見直すと全て納得がいき、よくできた映画だと感>>続きを読む

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

劇場版第23弾。
コナンとキッドが仲良しで、親友のように助け合う。いかにもな怪しい金持ちが犯人かと思いきや、真犯人は別の小物。アクションよりも推理メインにしようとしたと思うくらいコナンがずっと話してた
>>続きを読む

科捜研の女 -劇場版-(2021年製作の映画)

3.0

昔から思ってたけど、沢口靖子って超の付く大根だなぁ(笑)。でも、法医学のリケジョだから何となくハマっている。コロナの時期に異常行動を起こすウィルスというのは攻めた企画だと思うけど、トンデモ感は否めず。>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

すぐに骨折しまくるサミュエルLジャクソンが、自分のようにすぐに怪我をする人間がいるということは、反対に不死身の人間もいるはずだと考え、実際に不死身のブルースウィルスを見つけ出す。自分の力を見出されたブ>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

命を選別し、弄ぶ人間のエゴを浮き彫りにする。三度目の殺人の犯人は、我々すべて。三隅が殺したのは、殺されても仕方がないと言われそうな酷い人物(でも、殺して良い訳はない)。弁護士は真実そっちのけで量刑での>>続きを読む

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス(2014年製作の映画)

3.6

テレビ版は未視聴だったが、ストーリーはすぐに理解できたので良かった。シュビラという監視システムが治安を守る社会。そのシステムを海外に輸出する日本とそのシステムで覇権を取ろうとする軍事政府。その中で戦う>>続きを読む

エンド・オブ・トンネル(2016年製作の映画)

3.2

主人公がジョージクルーニーに似てた。普通に面白い。主人公が車椅子の必要性はなかったんじゃないか?そんな都合良くクッキー食べるか?などいろいろ設定に無理はあるものの最後まで緊張感あって良かった。

〈あ
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梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.0

桜切るバカ、梅切らぬバカ。木にもいろんな特徴があり、枝を切った方が良い木もあれば、切らない方が良い木もある。ましてや人間であれば尚更そう。障害者に細かく寄り添う社会であれば良いと思う。また、現実は簡単>>続きを読む

ストロベリーナイト(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

まあ、普通に観れるけど、全般的に深みがないような。捜査一課と組織対策課の対立、柳井健斗に触れないのは過去の操作ミスを隠蔽するため、竹内結子と大沢たかおの濡れ場、真犯人は大沢たかおの舎弟で大沢たかおを組>>続きを読む

世界の終わりから(2023年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

夢の世界に行ったり来たりしながら、世界を救う少女の話。正直に一番感じたのはテンポの悪さ。長い割にイマイチ話もよく見えず、夏木マリは湯婆婆の姿で中二病全開な展開。最後、冨永愛が出てきて世界が救われる。伊>>続きを読む

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