うのち

ワンナイト・カップルのうのちのレビュー・感想・評価

ワンナイト・カップル(2015年製作の映画)
3.0
ユン・ゲサンもハン・イェリも好きな俳優なので視聴。

2組のカップルがそれぞれ別れて、互いの元恋人同士は結婚し、残った二人が意図せず酔ったノリで一晩を共にする。

互いの元恋人らみたいにすぐにくっつくこともタテマエ上 出来ず、かといって恋愛感情の前にセックスを先にしてしまっている。
でも、恋愛感情がないからこそ明け透けに何でも話せて、何より心のバリアのない状態でのセックス、互いの体の相性も良いことを知る。

簡単に割り切ることも出来ず、意識していることも前面に出せず。
会う日に待ち合わせるカフェのポイントカードのスタンプが10個貯まるまでは会い続けようと、理由をつけて会い続ける。

最後は想像通りのストーリー。
役者を抜けば、ただの下ネタ多めの下衆くて軽い恋愛話。

近年の韓国の恋愛モノで増えている、「格差に拘ることの虚無感」「多様性を認めたい」けど出来ない慣習なんかを打ち破りたい!というものにも見える。

しかし、ハン・イェリの度胸には毎度拍手だね。
今作でも、見事な脱ぎっぷり(大事なところは隠してますよ)。
一糸まとわぬ背中のラインとか、彼女の華奢さがよく分かる。


血を繋ぐとか、子を残すために結婚するとか、そんな一昔前の概念は先進国では古臭いと思う。
日本でもそうだけど、子供を産みたい女性が先々や周囲を気にせず産んで安心して育てられるような社会になればいいと強く思う。
婚姻という形に拘ることも、シングルだろうがトリプルだろうが、異性だろうが同性だろうが、今までの固定概念なんてもう不要な時代なのに。

エゴとは違って「自分が自分のしあわせのために生きること」をまず考えて生きていくことが、誰にとっても当然になればいいのにね。
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