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ワッフル・ストリートのsaorinoのレビュー・感想・評価

ワッフル・ストリート(2015年製作の映画)
3.4
■働くこと、生きること。

会社を首になった元エリートビジネスマンが再就職したのは、飲食チェーン店のフロアバイト。昼は近所に住む常連の相手をし、深夜は若者の溜まり場と化すフロアを回る。それが金融街から去った主人公が再スタートを切った職場だった。

とにかく働き方や生き方を考えさせられる映画です。働く上で最優先したいのは給料か、やりがいか、それともプライベートか。真逆の世界へ飛び込んでいった主人公の背中越しに考えさせられました。

「本気で何かを手に入れたいなら、努力しないと。欲望だけ持っていてもいいことはない。」27年牢屋に入っていた同僚の彼が噛みしめるように語った言葉は、重みが違う!私自身、常にスキルアップを求められる仕事をしているから、ズシンときましたね。。ホントにその通り。

残念ながら、"ワッフル"という言葉から漂うシャレオツ感は、ありません。ひとつ忠告をすると、食事しながら観ないほうがよいかも。トイレの描写が凄まじいです、、笑
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