史上最長の映画だったけど、観れちゃう。というか、最初こそ「誰が誰??」って感じだけど、人間模様が掴めてからは目が離せなくなった。2時間経ってからが本番。
色彩やカメラワークもとても印象的だった。扉のある部屋を定点で撮って、そこを行き来する人たちを「観測する」みたいな撮り方。音楽がなくて、人々の生活音しかしないことも相まって、どんどん没入していく感じ。
そして昼も夜も繊細で儚い色合いで、綺麗だったな〜。なんか絵として映えるシーンがいくつもあった。
観てから、この映画の背景をたくさん調べたくなる。深めてまた観たくなる。そのくらい、深みのある面白さ。