牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版の作品情報・感想・評価

「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版」に投稿された感想・評価

o

oの感想・評価

4.0
この世界は変えられない。
何があろうとこの世界は動き続ける。淡々と…

本当に素晴らしい青春ドラマであり家族、当時の腐った社会のドラマでもある。

主人公の少年が徐々に、でも確実にこの映画の中でラストへ向かって変わって行く姿がなんかもう泣ける…

ヒロインの女の子は完全なるファムファタール。全ての男達を勝手に崩壊させる。でも確かにあの子の魅力は凄いものがあると思う。

登場人物が多いがそれぞれキャラクターが個性的。リアル。エキストラももの凄いリアル。特にラストの周りの反応はこの世界そのもの。

主人公が置かれている環境は確かに悪い。
起こる出来事も悪いことばかり。
そしてあのラスト。
なぜその行動とったのかは本人にしか分からないけど、そうもなるよなと思わせてくる4時間。

この映画には色んな物が詰まってる。
何かを感じられる映画。
個人的に4時間と長いが2回見る事をお勧めする。登場人物が多くそれぞれ重要だから。それか見る前にネットで相関図やあらすじを読んでおいた方がいいと思う。
NWFlQ

NWFlQの感想・評価

3.5
話題になっていたので。


エドワードヤン監督は今回が初めて。
どこが面白いというところも無くその時代その場所にあった事を切り取っている感じ。
長いし文化的によくわからないところも多いけどそれも含めて面白く見れた。
ルー

ルーの感想・評価

3.5
188 分の別バージョンがあるのですね…

エドワード・ヤンらしい、カーキ色とオレンジの色彩が美しい映像.
制服?国民服?や淡いオレンジの日射し、照明と映像美が素晴らしいです.
少年の物語と、暴力団の派閥争いの様な作品.少し分かりにくいです.
プレスリー、ケネディ、オードリーとアメリカの影響を受ける当時の台湾が感じられます.
そして日本文化も……
何台も戦車が行き交うシーンも印象的です.
最初の一時間、終盤の一時間の二時間作品でも良かったのでは?
四時間は長いですが、小四の心を理解するには、これだけの時間が必要なのかと.
ハニーが「戦争と平和」を語るシーンがすきです.
ラストに向けて、大事件が起こるのもエドワード・ヤンらしい作品.
とも

ともの感想・評価

-
最初、名前か地名か分かんなくなったり、誰だっけ?ってなったりした。
もう一回観たい。
60年代の台湾を舞台に、旧日本人住宅に住む公務員一家の次男が、淡い初恋によって翻弄され、人生が狂わされていく様を描いた現代史ドラマ。大長編だが、どこか削って短くすればいいのにと思う所はなく、連続ドラマに適応しそうな時間の流れ。ぴったりと計算された構図、特に夜道に人を浮かび上がらせるスポットライトのような照明が印象的。初恋の女性を中心点として複雑に入り組んだ濃密な人間関係は、当時の台湾社会を投影している。見る側が登場人物に感情移入する手法は取らず、非常に硬質な世界観になっているため、一般的には取っ付きずらいタイプの作品になる。
2018.12.9 DVD(字幕)
先ず長い、とてつもなく長い!
あと登場人物が多い、顔と名前一致するまでが大変!

ただ、それ以上に何か、心に締め付ける何かが、あると言える作品です!

小明の感じはわかるし、どこの世界でも一緒な感覚だなー。
映画として乗り込む完成度は専門家にまかせかとして、私は本作を、自らの心象風景を映し出す鏡のように感じた。
初めて観たのは、大学生時代だったと思う。ビルばかりの都会の街に育った僕は、本作を枯れた土の匂いのする街並みと、青臭い学生達の群像劇として観た。高校時代がまだ遠い日の記憶ではなく、豊かな高校時代と照らし、画面いっぱいに貧しさと、素朴さを感じた記憶がある。
そして時が経ち、主人公達が子供達の世代と重なる今、完全版を観ることができた。
画面に溢れる大勢の“子供達”を、まるで甲子園の球児のように眩しく見つめ、土臭い街並みには、相変わらず自分の中に無い筈の郷愁を感じた。ただ、昔見た本作が若者の群像劇だった筈の本作が、家族の愛の物語に見えたのは何故だろう。それは、観る側の私の目線が、主人公の父母と重なったからなのか、完全版で継ぎ足されたシーンが、外省人として支え合い生きる家族に光を当てていたからなのか。いずれにせよ、父の苦悩に、母の不安に、そして兄弟姉妹の愛に泣けた。
ASK

ASKの感想・評価

4.8
これぞ台湾映画というような静かで重厚な映画
戒厳令下の社会の世相が少年の言葉に出来ない心の機微に写し出されている

戦後台湾の社会に日本文化の名残がうっすらと残っているのも印象的だった
HAYfilm

HAYfilmの感想・評価

4.0
登場人物が多く、漢字名。それが人名なのかグループ名なのか、さらに少年達の髪型と服装がほぼ同じため注視した。

全体的に画は光を抑えて暗いけれど、構図がいい。
4時間の長編作品ながら最後まで目が離せなかった。
keinoshin

keinoshinの感想・評価

2.6
いくつかエドワード・ヤンの作品を観て「自分には合わないな」って思ってたけど、権利関係の問題で長らく再上映されてこなかったこの作品がデジタルリマスターで復活したことと、ポスタービジュアルとキャッチコピーがあまりにも素晴らしかったこともあり、騙されたつもりで観に行ったら、やっぱり騙された。
作品の感想もこれまで観た作品と同じく「映像は最高、ストーリーは微妙」。記憶に鮮明に焼き付いているシーンがいくつもあるほど映像は素晴らしいんだけど、本筋には関係ないであろうエピソードが多々盛り込まれるせいでストーリーが散漫になった印象。あと登場人物が多く、かつそれぞれの関係性が複雑すぎて、ついていくのに必死だった。死ぬまでにもう1回くらいなら観てもいいかな、レベル。
>|