牯嶺街（クーリンチェ）少年殺人事件 デジタル・リマスター版のぶらいとんのレビュー・感想・評価

受験失敗し、非行少年たちと出会い、争いごとに巻き込まれ、女に狂わされ、親や兄弟が病む。世の中は不公平だと思うのも仕方ない、と主人公•小四（シャオ•スー）に同情するしかなくなる。青春って綺麗なものでは決してない。

人は変わらないし、同様に世の中も変わらないと考える女の子と、人は変わるんだ、世の中は良くなる公平になるんだと希望を持つ男の子の違いが見事に表現されてる。

1960sの台北の様子は日本の昭和をみてるようだった。