少林サッカーですね。
詩×ボクシングっていう題材の掛け方とかも相まって。
突飛な題材だなと思ったら実在してる競技だった。
モラトリアムからの脱却でもあり、
父性=現実=ムチ
母性=包容=飴
の温冷浴でシワシワにされた若者の、
敷かれたレールへの反抗が拙い詩で、
仲間と出会い、闘い、もがく中で、
父親との片側通行の思いに次第に
理解、和解があって、
ラストの喰ったネタ飛ばして即興覚醒まで超王道。
薄ら寒い「魂の叫び」と書かれた横断幕が、
しっかり熱を持っていく。
芸術を対決方式にもっていけば青春の王道熱血バトルモノとなって、分かりやすく観れる。
最初はバカみたいな話だなって斜に構えて観てたのに、後半は涙が止まらなかった。
主人公とヒロインの詩の披露は展開分かっていても泣いちゃう。
乗れるかどうかは人を選ぶかもしれないが、
僕にとっては良い映画でした。
個人的にはこの手の話は漫画のほうが跳ねたと思う。
敵高校生役に富田望生出てた。若い。
03の角ちゃんいつも通りな。当て書きかと思った。