ハリス56号

羊の木のハリス56号のレビュー・感想・評価

羊の木(2018年製作の映画)
3.9
刑務所の人権削減と地方の過疎化を防ぐため、「10年の定住を条件に地方自治体が身元引受人になる」というあり得なさそうでありえないだろっ!な国家プロジェクトで元殺人犯6人が地方の田舎都市にやってきた。

異形地方祭「のろろ祭」が開催される中、6人とも異形の雰囲気ムンムン。がしかし、序盤から明らかに更生する気配のない北村一輝と明らかにサイコパスな松田龍平、結局2人共… まあ残りの4人はなんとか新しい生活に溶け込んでいきそうで良かった。

でも、6人全員が再犯を犯していくって言う、救いようのない展開でも面白かったかも。それぐらい、6人の元受刑者が個性的だった。

途中死んだ亀を植えるシーンで、「そこから木がなって亀が生まれるから死んだ訳ではないよ。」って言ってたけど、羊の木ってのは再生を意味しているタイトルなんだろうなぁ

話全体としては結構好き♫
ハリス56号

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