いじめとか児童放棄とか暗くて重い内容とは裏腹に、少年が残酷な現実に諦観しているからだろうか、話が静かに穏やかに進むように感じた。
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話は3部構成。シャロンを3人の違う役者さんが演じているとは思えなかった。シャロン以外の役者さんもとにかく演技がすごかった！
最後には鍛え上げられたシャロンの体、威嚇もしてるけど、やっぱりあの小さなシャロンから変わってないんだな〜と想った、根拠も描写もないけど笑
あまりにも自分と生きる世界が違って感情移入はできなかったけど、彼の気持ちを私なりに想像すると本当に苦しかった。
でも私の想像力じゃ想像しきれない辛さだったんだろうな。
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フアンに連れて行ってもらった海。ケビンと夜を過ごした海。
何度か海が登場した。そこに意味はあるのかわからないけど、
海辺のシーンがとても印象的だった。本当はとても荒々しいはずの話が全体的に静かなことが海の凪を連想させる。
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シャロンのケビンへの想いは観ていて本当に刺さった。
直接告白することはないものの、まっすぐに恋してるのが伝わってきた。痛いほどリアルな恋だった。
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ハッピーエンドとかバッドエンドとか、どっちかの枠組みに収めるのはもったいないエンディングだった。
きっとシャロンはこれからも成長する。だけど、やっと一筋の希望が彼に見えたんじゃないかな、とそう思った。
