観た直後は
アカデミー賞のどんでん返しも
必然かと思うほど、
混乱した。
同時に突き刺さったのが、
シャロンの下から力強く睨む視線
その綺麗な白目
成長するごとに濁る白目
静かで、
重厚に流れるメインテーマ。
だった。
美しい。
冷たい言い方だけど、
私にはシャロンの立場が完璧にはわからない。わかれない。
でも、
シャロンとケヴィンが暫く見つめ合うシーンの
なんとも言えないムズ痒い感情を思い出した時、
大なり小なり人には言えない悩み、恥ずかしい事は必ずみんなあるなと思えた。
気づかせてもらった。
海辺で黒人の肌を綺麗な青に見せてくれるmoonlightは、
イジメや家庭環境の酷さに気づいて手を差し伸べたフアンやテレサ、
シャロンと再会して向き合ったケヴィン、
年老いてから過去をしっかり謝罪したポーラ、
聴き入れて涙流したシャロン自身、
だとも言えそう。
緩和剤になったり、弱点を不思議な魅力にしてくれたり、歩み寄る優しさだっり、
全てに通じる気がした。
深い。