約1ヶ月ぶりの映画鑑賞！！！
アカデミー取ってから観たくて気になってたけど、なにも前知識なしで、突然観に行ってみた。
いわゆる、世間の「マイノリティー」が詰まっている。
黒人、薬物、いじめ、育児放棄、LGBT。
もっとその深くに迫る社会派映画を予想していたのだけれど、あれ？山ほどある問題をそれほど深掘りしない。
いや、そういう作品じゃないってことか。
これは、一人の少年の成長の物語で、彼のアイデンティティを見つける・考える作品なのだろう。
問題は山ほどある。
山ほど「ある」ことを教えてくれる。
ただ、自分の生きる環境と違うことを問題と捉えて大枠を見つめるんじゃなくて、そこに生きる人々だったり生き方だったり、もっと狭いある意味の「日常」を見せられたような気がする。
月明かりに照らされた彼らは、偏見も差別もない、「ブルー」。
自分の人生を自分の思うように、手探りでもがきながら必死に生きているように映った。
思いを表現する語彙が圧倒的に足りないけど、個人的には考えるうちに、スッと腑に落ちてきた。
時間軸の違う中で一人を演じた3人がスゴい。引きの画が少ないカメラワークのおかげで、表情が引き立っていた。
途中暗転で点滅していた赤と青がなにを意味していたのか、理解が及ばず。
こうもジャンルの違う振れ幅の大きな作品たちから、アカデミーを選ぶのは大変だあ、、と苦笑い。
