ボキャ貧ユーザー泣かせなレビューの難しい作品です....😭
鑑賞中、鑑賞直後よりも小一時間振り返った後に本作品の内容がグッときました。
何というか、真正面で向かってくる映画だなぁと。
特にストーリー展開には捻りの無いような作品に思えてしまうのですが、捻りは無くて然るべし、というか。
おそらく多くの日本人にとって、黒人社会×ゲイという土台の部分の理解が置いてけぼりな気がします。もちろん本作のテーマはそれ以外にも多岐に渡りますが。
その土台がやや僕らにとって「捻り」であって、そこから先は真正面直球な物語だと個人的には感じました⚾️
ただ、真正面なんだけれどシャロンの核心を推し量るのは体力が要る。ガブッといっても真ん中には届かない厚めのバームクーヘンみたいな🍪(バームクーヘンの絵文字がない)
どこにいても共通だなぁと思ったのは、本人が自己認識する前に、他者が、社会が彼/彼女をゴリゴリとカテゴリーにはめてくるような世間の流れ。その渦中にいた幼少期シャロンに対するフアンの言葉。
「自分の道は自分で決めろ。周りに決めさせるな。」
ありがちなフレーズなのに、いつになく深く刺さりました。
最終章となる青年期のシャロンの物語。
外見で抗ってたところで切っても切り離せない過去という存在と、彼にとってのMoonLightに迫る静かなクライマックスが見どころです。
