ばし

ムーンライトのばしのレビュー・感想・評価

ムーンライト(2016年製作の映画)
3.9
少年期、青年期、成熟期と時間が進む中、自分の居場所を模索し続けるひとりのマイノリティの話

難しかった…整理に時間がかかるタイプ

まずカラーリストによる色彩編集でホントに最初のシーンから見た事ない黒人の肌の美しさに驚き、暖かく照らす時も青く照らす時も常にその美しさがそばにいる感覚

ストーリーも単純な肯定には至らない、各々の感想が違うタイプな感じで、見た人の今までの人生によって響くポイントが変わると思う

マイノリティ+環境や待遇の悪さも合間って自分を出せる場がないままずっと彷徨い続けていた時に訪れる親友との浜辺のシーンは初めて(お互いに)心が触れ合う瞬間が
描かれていてすごく印象に残った

過剰なドラマもない分これが本当なのかな、と感じた。どこまでいっても自分は変えられないし、それでも生きていく場所を探していくしかないんだ、という感想を持った
ばし

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