2018年 83本目
年末怒涛のまとめ投稿(うるさい)
大きな見逃し作品を。
シェイプ・オブ・ウォーターと同様、
近年アカデミー賞に選ばれるような作品は
テーマが何重にも重ねられているものが
多いのかなぁと思ったり。
この作品で1番印象的だったのは
やっぱり目だったなぁ。
どの時代のシャロンもずっと
瞳の奥が寂しそうで、力無くて
自分だけではどうにもできない虚無感を
常に抱えているような姿が、
リトル、シャロン、ブラックの
全ての時代において感じられた。
やっと人を信頼できるようになったと思ったら
その人が自分の家庭を崩壊させている
元凶であったという悲しみ。
じっと耐え続けなければいけなかった、悲しみ。
本当の自分ではない姿を生きなければならない
悲しみ。
見ていて悲しくなることが何度もあったけど
複雑に絡まるテーマの中で、自分は
「自分というアイデンティティを
肯定するということ」を
この映画から大きく感じ取った。