このレビューはネタバレを含みます
ドラマみっちり叩き込んでから観ました。
ドラマで軽やかな笑いを運んでくれた旦那も姑も、心を許せた共犯リカコさんも一切いない、どんよりと静かな孤独を海辺の町で生きる紗和。道ならぬ恋をしている紗和にこちらもドキドキを重ねて観ていたけれど、今回は不倫された側、傷ついた側の心理がフューチャーされていて紗和の幸せをこちらも素直に喜べない。今回わたしがとてもアツいと思った陰のヒロインノリコさんの、「わたしは何も悪いことしてないのに！！！またわたしが悪者になってるじゃない！」っていうセリフにハッとさせられる。そうなんだよ、ノリコさん、あなたはなんも悪いことしてない。正しいんだよ。よくよく考えたらこんなのおかしいんだ…って、紗和は勝手だなぁって、100年の恋も冷めると言ったら大袈裟だけど、ふと我に帰る感じがして、そのあとのノリコさんの行動にも怒りが湧いてこなかった。それでも少しだけ、紗和と北野先生の恋を実らせてほしかったと願ってしまうのは、神様から罰を受けてしまうでしょうか？？(紗和ふう)
