ジョジョの実写としては、すごく頑張ってたし、役者もCGもかなり良いと思う。
話題になったロケ地も、悪くない判断だと思う。日本でロケを行うにはジョジョの世界観は難しいから、思いきって海外に街を作ったのは、素晴らしい。
人型スタンドの動きも文句無しで、素直にカッコ良かった。
ザハンドもクレイジーダイヤモンドも、スピーディーな動きだし、ガンガン出してくれたのは良かった。
極めて難しいジョジョの世界を、実写ですごく良いところまで表現できていたと思います!
ただし、ジョジョ関係なく、1つの映画として観ると、全然好きではない。
邦画の好きじゃないところなのだけど、間が長すぎる。
なんかすごい息切れして頑張ってる感をたっぷり映す。痛みに耐えている必死感を出す。
それは全然構わないのだけど、そのカットが長すぎてテンポが死ぬので、観ているこちらとしては、眠くなる。
前半は違和感とか少なかったのだけど、虹村家に入ってからは酷かったな。
なんか仗助が億泰を助けるシーンがあったのだけど、あれはなんで素手でちんたら引っ張ってるんだ?クレイジーダイヤモンドでやればいいじゃん。精密な動作できる原作設定あるし。
そこで攻撃食らいまくって、でも後でクレイジーダイヤモンド普通に出すから、ワケわからん。
敵が目の前にいるのにのんびり話したり、康一のスタンドが目覚めるか目覚めないかのくだりをタラタラやってるし、バッドカンパニーはそれをのんびり待ってくれるし。
そういうディテールやぞって思ってしまったので、後半はもう冷めきってしまった。
漫画では違和感のないところを、実写でそのままやってしまった感じ。そこはもう演出の問題なので、なにか工夫が欲しかったですね🤔