うぐいす豆

ラストコップ THE MOVIEのうぐいす豆のネタバレレビュー・内容・結末

ラストコップ THE MOVIE(2017年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

【作品】
2015年のスペシャルドラマも取り立てて面白くはなかったけれど、
その後はHuluに入らないと見ることができず、ドラマ好きを試している印象。
さらに、昨年秋の連ドラにズレを感じ、最近は良いドラマも多いのに、どうしたらこういうセンスになるんだと、半ば苦痛すら覚えたり。それでも見ていたのは、キャストに実力ある人を揃えているからでした。
だから、映画版は言わばキャストを見届ける意味で見ました。

内容は、売りの「ハチャメチャ」と「アクションコメディ」に、家族愛や人情などの要素で筋を通した感じでしょうか。
昨秋の連ドラを見ていた限り、全く期待していなかったため、上手くまとめたなというのが第一の感想です。
そして、とても日テレらしいつくりのエンターテイメント。私には日テレ=バラエティなので、中身ではなくわかりやすさを狙ったようにも見えました。
実際、観覧には親子連れもいたので、ある層には受けていたようです。

それでも、脚本と演出は役者さんに頼りきっているように感じ、力のある人じゃないと成り立たないのではないかと思いました。
(上から目線ですみません)。

【何人か俳優さんのこと】
唐沢さんは頭が良くて器用で、人望のある人なのでしょう。京極さんのキャラクターのまま存在しているような印象。
窪田くんは、このような作品にも関わらず、改めて芝居の上手さを実感。
最近、彼のアクションばかりが注目されることに違和感しか無かったので、この作品もそこしか見ていない人もいると思いますが、特に、加奈子さん(和久井さん)との穏やかなやりとりのあまりにも自然なセリフ回しに驚きました。
その和久井さんは、声の抑揚と表情がとても素敵でした。天然という表現が相応しいかどうかわかりませんが、良い意味での天然さが魅力的。
竹内くんは、キモ山さん(若山さん)という美味しい立ち位置を確立。新境地というわけではなく、たぶん、怖いもの知らずで進んでいける時期で、つまり、今は勢いだけでも大丈夫というか(またまた上からでごめんなさい)。

他にも良い役者さんが揃っていて(小日向さん、藤木さんなど)、ドラマの時から、とある大河ドラマを思い出していました。
続編は要らないので、このキャストで、シリアスものを見たくなるのは私だけでしょうか。
うぐいす豆

うぐいす豆