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House with 100 Eyes(原題)のももんがぁのレビュー・感想・評価

House with 100 Eyes(原題)(2013年製作の映画)
3.4
エドとスーザンの夫婦は世間をアッと言わせるスナッフ映画を撮るんだい!と長編映画作りを夢見るラブラブの夫婦。

家にはカメラとマイクを所々に設置し、巷で阿保そうな若者をお金で釣ってポルノの出演交渉するもなかなか3Pセックスを快諾してくれる人はおらず、出演交渉は難航していた。

しかし、そんな事じゃ諦めない夫婦は粘りに粘った結果、青年1人と少女2人の若いグループを騙して出演にこぎつける。

ポルノ撮影と聞かされていたのに椅子に磔にされ殺人ショーの犠牲者になるとは知らない3人はこのキチガイ夫婦に拷問受けながら果たして逃げる事は出来るのか?

この映画は、ジェイ・リー監督自身に匿名で送られてきた58本ものビデオテープを基に編集された真のスナッフフィルム映像!という前置きの基に始まるファウンドフッテージ物。
時々入るノイズや素人感ある編集などこの辺の作りは中々良い。

コレ系のスナッフフィルム物やファウンドフッテージ系ってハッキリ言ってポンコツ多めで個人的には好きなジャンルでは無いんですが、今作は新しい試みというかジェイ・リー監督ならではのキャラ達の面白さも相まり中々楽しかったですね。

特に映画製作者であり殺人好きの夫婦エドとスーザンこの2人のキャラクターが良かった。直ぐにキレ出す夫エドと毎回それを慰める妻スーザンのやり取りが面白く、終始イチャイチャでラブラブなんだけも2人の関係にもどんどん亀裂が入っていって夫婦喧嘩に発展していくのが見てて笑えましたね。

あとゴアはまあまあと言った感じで四肢切断ペットの少女が出てきたり、血ゲロ大噴射したりとジェイ・リー節の効いた馬鹿ゴアが多め。

ラストで生き残った被害者少女がどえらい反撃に出て、血みどろバイオレンスになるエドとスーザンの姿に映画作りは大変だねぇホント。
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