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レディ・ハード/香港大捜査線のandesのレビュー・感想・評価

3.6
基本ラインはシリアスなので、あのラストは納得なのだけど、コメディリリーフが突き抜けているので、重い展開には意表を突かれる。サモ・ハンやリチャード・ンが出でるのでコメディベースかとおもったが、思い切りカメオだった。
一応、女バディもので初主演のミシェル・ヨーとシンシア・ロスロックのアクションはキレており、その魅力はある。ただ、実質の主人公はズッコケ三人組の方で、コソドロ詐欺師が軽い気持ちで陰謀に巻き込まれてバッドエンドという悲劇的なストーリー。
三人組が憎めないバカなので、リアルに死ぬ場面は胸に来る。ノドアメが決死の覚悟で武装して原チャリでカチコむシーンは名シーンだと思う。
そもそも悪役の詳細がよくわからんし、女バディなのに友情を深める描写もないし、コメディとシリアスのバランスもよくないが、ラストの思い切りはちょっとした衝撃的なので満足度は高い。こんな目茶苦茶な映画なのに平然と続編を作るのも凄い。
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