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スウィート17モンスターのsのネタバレレビュー・内容・結末

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

「どうせ私なんて」当選しないだろうと思いながら応募しました。なので当選した時は本当に驚いたし嬉しかったです。

Filmarksでこれから公開される映画を眺めていたらピンッとくる写真。
で、予告編観たらあ〜これは絶対観なきゃなって思いました。惹きつけられました。

ネイディーンのこじらせぶりが凄い。
試写時にも多くの場面で会場に笑が起こりました。小さなこじらせから大きなこじらせまで様々でした。
でも観ていると可愛らしいんです。
そして感情がストレート。
靴は投げるし、思い立った途端すごい内容のメッセージを打つし、歩く速さ、口調、表情などからネイディーンの感情がダイレクトに伝わってくる。
この映画を観ていると、「自分もあの時〜だったなぁ」「あ〜なんか分かる」と多く共感するものがありました。
特に共感した感情は「嫌な自分のまま」でいること。嫌なのは自分でも分かってるし変わりたいとも思ってる。でも中々うまくいかない。しかもその見えない感情をどこにぶつけていいのか分からないし、分かってもらえないしで悶々とする感じ今でも共感出来る所でした。
終盤兄にネイディーン自身の気持ちを言った場面はネイディーン自身が自分を理解し、受け入れた瞬間でもあった場面だったから涙した。

いっぱいこじらせて、沢山しくじって、間違いを起こしても、それらが自分を成長させてくれる大事な時間だったんだな思った。
ネイディーンが最後少しだけ成長して物語が終わったので気分はスッキリ。
完全に成長したわけではなく、あのちょっぴり成長した感じがいい終わり。

この映画でまた印象的だったのはネイディーンの周りの人たち。
ネイディーン「だけ」が苦しんでいたのではなくて周りも苦しんで悩んで、また同じように成長していた。特にお母さん。お父さんが亡くなった後、兄ダリアンに頼ったり、ネイディーンに励ましてもらったりと少し子供っぽさがある印象でしたが、最後にネイディーンにメールを送る際に2回文書を消し「了解!」の2文字。お母さんのこの「了解」という2文字は愛を感じたし、同時に成長したなぁと感心した。
周りから見たらほんの少しの成長かもしれませんが、きっと本人たちには大きな成長なんだろうなと思った。

あと映画に対する愛が伝わるシーンもあり、映画ファンには嬉しい。

全体的に物語のテンポが良く、服や学校、お店などの色彩が鮮やかだった事で、映画に入り込みやすさもあった。

急いで書いたので文章が変な部分もありますが、また後日編集していくつもりです。
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