りす

スウィート17モンスターのりすのネタバレレビュー・内容・結末

スウィート17モンスター(2016年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

2017年236本目、10月7本目の鑑賞

青春映画


いや、主人公の女性が強烈
観て感じるのは、17歳が誰しもこう悩んでるって勘違いして欲しくはないかなぁってこと
この主人公が変わってるのは間違いないけれども、どこか青春らしい要素が散りばめられていて鑑賞者は自分の経験と照らし合わせて少しでも被りそうな箇所があればどこか共感に近い感情を覚える、そんな作品

さらにタイトルにseventeenと年齢をいれることで、より青春時代を想起させやすくしている

この主人公は誰か1人でも心底話を聞いてくれる友人がいればここまでこじれなかったはず

どんな時も女性は感情的、感覚的で、男性はどこか落ち着きながらも計算してる

そして、何をしても怒らないで話を聞いてくれていた教員にカッコ良さを感じずにはいられない
どんな時でも余裕のある大人がどれだけカッコいいかを感じる作品
結婚してないと思われて馬鹿にされても何も言い返さず、話を聞いてあげるあの余裕、どれだけの人に出来るだろうか
勿論、子供相手だからということも起因しているだろうけども

特に大人になりたい、変わりたいって感情を主人公が弟に伝えたシーンは誰しも大なり小なりあれど1度は感じるテーマを取り扱ってくれてる

でも、感情的なままの主人公も個性として良かったけどなぁなんて私は感じたけども、学校の嫌われ者な訳で‥
なんにせよ、そんな彼女が大人に変わる瞬間を描いてる

最後良い男性の元に落ち着いたのは素晴らしい
どれだけああいうラストが待ってるのか‥

エンドロールのタイミングも素晴らしい

けれどストーリーの起伏としては個人的には残念
もう少し盛り上げられた気も私はします
りす

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