おまえはおれか映画以外のなにものでもない。
言うても、ネイディーンは比較的裕福と言えるしルックスが悪い訳でも無いので、「ゴーストワールド」や「ナポレオンダイナマイト」ほど心打たれた訳ではなかった（映画的にも、作品を象徴するような代名詞的なシーンというのが少なかった気がする）けど、めちゃくちゃ感情移入させられた。
少し物足りなさを感じるラストにも、実在の友達に対する様に喜んでしまった。
自分の少年期には「発達障害」という言葉はなかったが、恐らく自分はそこにカテゴライズされると思う。結果論だけど、そんな自分を救ってくれたのは紛れもなく「親友」との出会いだったので、ネイディーンとクリスタの出会いのシーンは思いだすだけでもグッときてしまう。
「ゾンビランド」でも凄く良い役だったウディハレルソンが今回も素晴らしかった（すげーカッコいいおっさん！）けど、脚本のフックの弱さだとか作品を象徴するシーンの無さをグッと良作に引き上げてるのは、間違い無くヘイリースタインフェルドさんの存在感とキュートさだと思う。これからは注目していきたい…
って「トゥルーグリット」と「はじまりのうた」の娘役！？
全然気付かなんだ…。
