このレビューはネタバレを含みます
画家のエゴン・シーレの"死と乙女"に纏わるエピソードと彼の生涯を描いた物語。
カルテットの最終回で、"死と乙女"と言うキーワードが出てきたのと、
空いた時間にちょうどハマったので鑑賞。
Wikiで事前に人物に関しての情報を入れて見たので、なるほどなぁ〜と思いました。
彼の生きた時代、描くことへの執着心、
絵を描く事が生きている証にでもなる様な、そんな物悲しさ。
兄妹であり、最大の理解者であるベルディ、
モデルであり、都合良く尽くしてくれたヴァリ、
経済力と愛憎で支えたエディット。
私はヴァリがとても印象に残って、彼女の優しい微笑みがすごく良いなと思いました。
日本の春画が出てきた時に、日本の美術って、世界で影響を与えたんだなと、ちょっと嬉しかったです。
クリムトと良いけど、エゴン・シーレも久しぶりに見たいなと思いました。
静かで美して儚い作品でした。