エゴン・シーレ 死と乙女の作品情報・感想・評価・動画配信

エゴン・シーレ 死と乙女2016年製作の映画)

Egon Schiele: Tod und Mädchen/Egon Schiele: Death and the Maiden

上映日:2017年01月28日

製作国:

上映時間:109分

ジャンル:

3.5

あらすじ

「エゴン・シーレ 死と乙女」に投稿された感想・評価

野乃子

野乃子の感想・評価

4.5
作品全体雰囲気がよく表現されていて素晴らしいのだけど、個人的なポイントは登場人物が実在の当人によく似た役者が起用されていること。特にクリムトは相当似てる。
エゴン・シーレ
28歳で亡くなったオーストリア人の画家
映画としては特に脚本や、出来事に脚色などの味付けは無かった。

そういった部分から、とても忠実にエゴンの人生を再現しようとした伝記映画なのでは無いかと推測しました。
もう少し過激でも良いんじゃないかとは思ったけど、彼の人生が分かれたので良かった。

いつも思うけど、アーティストに関して映画で、映画中に出てくる絵は本物を貸し出したものなのか、版画やコピーなのか非常に気になる。
こうじ

こうじの感想・評価

4.0
一つの才能に全てを捧げることは多くの犠牲を伴い傷つけ傷つけられる。太く短く美しく残酷に。
BoltsFreak

BoltsFreakの感想・評価

3.0
もはやピカソの域なんだろうか…
シーレの絵画何百万も払うことが理解出来ず。
くりふ

くりふの感想・評価

3.5
【陽だまりのシーレ】

回想形式でエゴン・シーレの画家人生を振り返る、端正な伝記映画。

中野京子さんによると事実にほぼ忠実な脚本、とのことですが、物語としては後半、事実の羅列のように平坦となって終わってしまう。

シーレの描画機会が減ってゆくせいか、とも思いますが、ああしたエロスを描こうとした原因に踏み込まないことも大きい、と思った。

よかったのはまず、シーレを溌剌とした青年として描いたその鮮度。シーレ役は新人さんだそうですが、見るからに健全なイケメン。作品からつい連想する腺病質な印象は捨てている。実際そんな面が大きかったようですね。だからこそ、ああいう作風が謎でもありますが…。

ヒントとして、父親の梅毒狂死を添えてはいますが、前半はまるで、ゴダール映画でアンナ・カリーナを巡ってはしゃぐ青年たちのよう…と個人的には連想。だって女の子を自転車に乗せ、笑顔で陽だまりを走り抜けるシーレなんて、私的にはあり得んですよ(笑)。

次に、絵のモデルに人物としての厚みを加え、シーレとの関係を細密化したこと、これが面白い。原作小説に沿ったらしいですが、周囲の女性を通してシーレを炙り出そうとしている。

妹をヌードモデルにすることに始まり…このインセストな匂いが危なくって…代々女性の葛藤が、時に切なくも響く。

シーレは、自分は内面を描く、と言うがモデル女性の気持ちには鈍感だった。時代と、男女差別についても考えさせられます。

あとはパキッとした映像美。オーストリア映画ですが、あのお国らしきシャープな色彩と立体感と伝統とを堪能するだけで価値があると思う。

シーレ作品もそこそこ登場し楽しめますが、当時のウィーンで、全裸の活人画を見せていたという辺りも面白い。

ヌード出現率は高いですが、モノとしての身体を意識させられる。扇情的ではなく、だからそこから生まれた絵が裁判でポルノと非難されても、素直に違うと言えますね。

女優さんの存在感が素晴らしいですが、特に要の時期の伴侶であったヴァリ役ヴァレリーさん。この方、どう見ても美女ではないです(笑)。時々、変顔としか思えないが素顔ですよね?

が、ハスキーボイスのみで登場するに始まり、何と言うか「どうしようもなく女なんだ」という身悶えするような魅力に満ちている。こういうタイプは久しぶりに出会いました。他の女優さんも何と!全員素晴らしいですが、ヴァレリーさんは特出しています。

シーレの淫行疑惑はわりとあっさり流しちゃったけど、もう少し踏み込めなかったのかな?そこからシーレ作品の秘密に、もう少し触れられた気がします。あの子も美少女でしたね。

アトリエに向かって歩いてくるショットは、シーレと真逆、印象派の絵のようで見惚れました。

ところで想い出すのは、1980年に映画化された『エゴン・シーレ』です。あちらのヴァリ役はジェーン・バーキンで、痩せた身体に始まりメチャ嵌っていた記憶あり。本作とは真逆で、全編、退廃的な雰囲気と映像に覆われ、画がとても寒々しかった。

あと、スペイン風邪に身悶えするシーレね。久しぶりに再見したいのです。

<2017.1.30記>
過去鑑賞

映画は今ひとつ、ふたつ。
観たらなんだか…モディリアニの"モンパルナスの灯"とは又違う意味で、随分と寂しい気持ちになった。

8〜90年頃に彼の作品もかなり魅入っていたから、バブル期に都会で世紀末ウィーン展(まぁデカいタイトルよく謳ったもんだ!)なる催しがあった際に本物を何点か観た際は興奮した。特に彼シーレが向日葵を描いた縦長の油絵と数点のポスターデザイン、クリムトが描いたタイトルは"金魚"だったかと風景画が印象に残っている。

当時自分は今以上に金欠だったのに、その日は奮発して画集とポスターや絵葉書を買いまくった記憶がある。
だが現在は何一つ残っていない。

転居ばかりしてきたせいか?
処分等していない。

何故だろう…
てっ

てっの感想・評価

3.4
エゴンシーレ、だいぶ紙一重。さすがクリムトの弟子。だいぶ美化されてそうではあるが。
説明しきれていない部分が多かったかな。絵と雰囲気は好きでした
短い人生の中の光と影……
芸術系映画にありがちの、妙に自然風景を明るく描くのって好きじゃないんだけど、コレに関しては何もいうまいってくらい染み入っちゃった…


絵とか本を堂々と焼ける国は人も焼いちゃいそうで怖いよね…
というのは彼が有名になった後だから言えることか……

見た日がクリムトの命日だからかなんか知らんけど(関係ねぇよwww)ものすごくクリムトがいい人に見えた🤭てかいい人だったw

仲介人とか批評家の手のひら返しもリアルだし、あんな女の子に引っかかったら終わりだよなってのも古今東西か〜
ヴァリがつらいよおお😢

エディットは世間知らずなお嬢さんくさすぎるし……


お人形さんみたいな妹ちゃんがかわええ…
妙にエゴンも顔がいいしなぁ。。。
ng

ngの感想・評価

3.5
ちょっと前に古本屋さんでたまたま見つけたエゴンシーレの画集を購入して、
「そういえば高校生の時シーレ好きでこの映画も劇場まで観に行ったな〜」て思い出が蘇ったのでレビュー🎦

この作品は何が問題ってシーレを演じている俳優がイケメンすぎること。
画家特有の色気と、生命力を感じるヴィジュアルや演技が良かった。

映像作品としてはぼちぼちといったところで、時間が割と長いなと思う。


にしても絵の世界って複雑だな〜、
生きている時に評価されたり、死んでからされたり、死んでだいぶ経ってからされたり…。
成功することが、売れることがイコールで"正解"じゃないから難しい。
凡人の私にはとても踏み込めない世界だなと。

自画像や裸体が多く、大胆に性的表現を行うシーレの作風が私は好き。

だけど、芸術の街のイメージが強いウィーン周辺でも当時はそれが「卑猥だ」と批判されることが多かったことにビックリ。
意外だったな。

あぁ、シーレの特別展とかどっかでしないかな〜。
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