ウォーボーイズ見習い

アンダー・ザ・シルバーレイクのウォーボーイズ見習いのレビュー・感想・評価

4.6
最後まで見ても結局謎は残るしよくわからない部分もあるしで難解な映画だった。
だが、作中にでてくるいろんなオマージュが、とても愛おしく感じたので、久々にものすごく惹かれる作品だった。
この映画にはデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督の「好き」がたくさん詰まってて、それがものすごくダイレクトに伝わってきた。
だから、見終わった後はヒッチコックやデヴィッド・リンチなどの作品が無性に見たくなった。
あと、音楽もすごく印象に残る映画だった。

一目惚れした女の子をあれだけ追いかけたのは、初めてSEXすればなにか変わると思い込んでいたりするのと同じで、救いがない状況だったサムが、彼女を見つけることで何か変わると思っていたんじゃないかなとも思った。

ただ、とんでもなくぶっ飛んでる内容なので、合わない人はほんとに合わない作品ではあると思うので、胸を張って勧めることはできない。
中毒性が強いので、まだ何回かは見に行きたい。