さぶたろう

アンダー・ザ・シルバーレイクのさぶたろうのレビュー・感想・評価

3.5
ヤバい。これはいろんな意味でヤバい。
とりあえず、終始意味不明。

暗号の意味や正体。全て説明はない。
何とか紡いだ暗号の答えから明らかになるのは彼女がどうなったかのみ。
全てはシルバーレイクの下。

“悪夢版ララランド”と言われるが、クラシカルなホラーを観ているような演出や展開が
ロサンゼルスを不気味な街へと変貌させる。
まるで「Escape from Tomorrow」のエンディングが変わり、その世界観の続きを観ているかの様な。
また対照的な描かれ方が、グリフィス天文台。
ララランドは2人はプラネタリウムで空へと昇って行くが、今作ではダメ男が地下へと連れて行かれる。
また、作曲家のおじさん。
あの説明も考えれば考えるほど悪夢の様だ。

なかなかの難解さとそれ故の退屈さが襲う、そっちの意味でも悪夢的な映画だった。
さぶたろう

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