まあこれはこれでいいと思う。
何回か途中で出るか迷ったけど、終盤は面白かった。
脚本の問題は前半っすよ。
「何者かになるためにLAにでてきた」感がなさすぎて、ただのフリーターにしかみえないんすよね。夢とか将来とかの名残を感じなさ。見終わってから見つけ出そうとすればあるんですよ、だけど、もうちょい描こう。要らないとこいっぱいあるから。それだけで、多少安直な資本主義への物申しもスッと入ってきやすくなるような気がするけどなぁ。
もともとさ迷い感や突飛さを楽しむ作品なんだけど、同時に脚本のマズさもあり、もったいない。
ざっくりいうと、パーティー会場で言ってた「レンゴクへようこそ」がすべてかな、この映画は。
撮り方は、癖が強いな。アメリカンスリープオーバーとかもう記憶の彼方だけど、こんなくせあったっけ?
基本、特に前半はマイナスしかつけられないけど、終盤と、最後のアンドリューガーフィールドの顔で、まあいっか、みたいな気分になってしまった映画。