SUNSHOWER

アンダー・ザ・シルバーレイクのSUNSHOWERのレビュー・感想・評価

3.8
ユーモアのセンスが90年代のグランジのMVのようだし、そもそもが「What’s the frequency, Kenneth?」の詩の世界そのまんま。2018年は90年代ムービーが目白押しだなと思っていたところに、ピアノを弾いたおじいちゃんがあの話をするもんだから、全てのカルチャーは裏でコントロールされてるんじゃないかって、本気で信じそうになった。

ともあれ、ディズニーみたいな映画が増えると、必然的にこういう作品が出てくるんだろうと思った。『ジョーカー』がそうであったように、「一方だけを描くのじゃなく、他方も描かないと意味をなさない」という怒りに似たメッセージをこの作品にも感じた。

結局のところ、現在のアメリカを含める先進国(日本は除く)では、こういう作品を表立って認めない。でも「不謹慎」と一蹴してしまうには、学ぶべきことが多すぎるし、逆に回り回ってこういう考えを生んでしまうということには、そろそろ気づかなくちゃいけない (●'ᴗ'●)✧
SUNSHOWER

SUNSHOWER