みつばち

アンダー・ザ・シルバーレイクのみつばちのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

長い夢をみてるみたいだった。悪夢版ララランドっていうキャッチコピーをどこかでみたけどちょっとわかるかもって感じ。ララランドではミアはハリウッドで成功できたけど今回のサムは結局何者にもなれなかったっていうのがやっぱり大きな違いなのかな。
アメリカンスリープオーバー、イットフォローズに続いて今回のこの作品。どれも監督のカラーがよく出てる。好きな人は好きだと思うし私は結構この世界観が好き。自分の中の共通項は歌詞がない不穏な音楽、プール、若者、セックス、幽霊、死、アメリカ、広い夜道、カメラワーク、あとこの監督って夜よりも昼から夕方くらいにかけての西日が差すくらいのシーンの方がすごく不気味に感じる。
アンドリューガーフィールドってアメイジングスパイダーマンといいイケイケな感じの役のイメージしかなかったけどこの映画を観てオタクの役がかなりハマってたなーと思った。目が常に泳いでる所とかモゴモゴした口の動きとか。溢れんばかりのナード感。あとオタク特有の走り方ね。
お墓で映画を観るシーンもしかしてアメリカンスリープオーバー?と思って後で調べてみたらやっぱり合ってた!映画だとピュアなティーンエイジャーの役なのに、実際は役者だけだと生計を建てられてないから娼婦もやってるっていう部分すごくリアル。他にも百万長者と結婚する方法といい劇中の映画からの伏線もたくさんで面白かった!
A24の映画はやっぱり記憶に残るものが多いね。
みつばち

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