サンダンス映画祭で、日本映画として初の短編部門グランプリを獲得した話題作。
監督は後に『ウィーアーリトルゾンビーズ』で注目される長久允。
これ長編だったらウィーアーリトルゾンビーズ同様挫折してたかも。
ポップな世界観で観る人を選ぶ作風。
埼玉県狭山市にある中学校のプールに400匹の金魚が放たれた事件の犯人の4人の女子中学生のお話。
この事件なんとなく覚えてる。
冒頭から最後まで
メッセージ性にあふれた
細かいカットの連続だったり
忙しなくたくさんの情報を押し付けてくる。
“大人になったらコンビニと笑笑の往復で一生を終えるのだ”
“この町に生まれた時点で死んでるのよ”
平和is退屈
ティーンのヒリヒリした青春。
この頃の漠然とした虚無感はきっといくつになっても忘れない。
大人になってからの虚無感はなんとなく理由があるんだけれどこの頃は
なんだかよくわからない不安に何度も
苛まれることがあった。
学校と家の往復で
平凡な毎日から抜け出したくて
想像の範疇を超えることが起きないか
期待したりする。
まぁでも人生終わったと思ってる彼女たちは案外普通に学校生活そこそこ楽しんでるよね。
結局結局結局…
その夏は終わった。
何があっても何も変わらない。
結局ばかりの人生。
若さってそういうものよ。
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2021/№342✧🌛
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