そうして私たちはプールに金魚を、の作品情報・感想・評価

そうして私たちはプールに金魚を、2016年製作の映画)

And so we put goldfish in the pool.

上映日:2017年04月08日

製作国:

上映時間:27分

3.9

あらすじ

「そうして私たちはプールに金魚を、」に投稿された感想・評価

rupi

rupiの感想・評価

3.1
2012年に埼玉県狭山市の中学校のプールに400匹の金魚が放流され世間を騒がせた実話を基にしたショートフィルム。
個人的にはショートフィルム初体験でした。

夏。平和is退屈。
何も無い。普通。THEありふれてる。
きっとあの頃にしか感じられなくて、何がつまらないかも分からなくて。
何を思ったって、結局望んだものは手に入らないんだけど手にした時にはもう、その有り難みなんか解りっこない。

認めたくないもの、実体にしたくない気持ちを心の中をこじ開けてぐりぐり形にされて取り出されるから何処となくムッとする部分があるけど、それが潔い。

青々とした女優さんたち、はみ出そうではみ出ない。
これからどうぞ沢山活躍していただきたい!
プールに金魚、綺麗だろうな。
そんなこたぁどうでも良いんだろうけど。
ぽのけ

ぽのけの感想・評価

3.5
17才、好きなんだよな〜
退屈で平凡で最高な中学生、めちゃくちゃ羨ましい 夜中の学校に忍び込むような子になってみたかった
〈井の中のJCは倦怠と焦燥にのた打つ/和製『ランブルフィッシュ』〉

 近頃の世界的な自粛措置により、新作映画が相次いで公開延期になっているが、そんな危機的状況をシネフィルが乗り越えるための方法として、VODとともにその存在感が問い直されているのが「短編映画」である。

 というのも、短編映画は版権の問題がクリアしやすいのか、さまざまなコンテンツや作り手がこの機会に短編映画をオンライン上にアップしてくれているのだ。Twitterで検索すると色々出てくるのだが、そのほんの一部として、気になるものを挙げてみた。

①フランスの短編を現時点で68本公開
「お家にいよう MyFFF STAY HOME edition」https://www.myfrenchfilmfestival.com/ja/

②濱口竜介『天国はまだ遠い』
https://vimeo.com/206682021

③岩切一空監督『花に嵐』
https://youtu.be/qrrqk4bQTwI

④瀬田なつき『あとのまつり』
https://vimeo.com/262644607

 さて、そんな短編映画ブームのなか、(以前からYouTubeで観られた作品ではあるが)SNSで話題に上がっていたのが『そうして私たちはプールに金魚を、』である。埼玉県狭山市で実際に起こった金魚放流事件に着想を得ており、若手監督の登竜門サンダンス映画祭で短編部門グランプリに輝いている。
——————

 中3の女の子たちは狭い世界と限られた知識のなか、懸命にもがいている。いまの居場所を漠然と嫌悪し、アンニュイで自滅的になっている彼女たちの姿には、自分にも思い当たる節がある。

 青春が終わりを迎えようとしていることにふと気づき、焦燥に駆られはじめるのは誰だって「夏」である。そしてその象徴こそ、あの夏祭りの金魚なのだろう。ティーンたちが鑑賞魚に想いを託して放つ姿は、『ランブルフィッシュ』のマット・ディロンを彷彿とさせた。

 なにかが変わることを期待して金魚を広いプールへと解き放したのはいいが、結局それも「学校」という今の居場所に頼っている。地元の売れないアイドルを嘲笑っているが、君たちだって現実の範疇で一線を超えるのが関の山。かといって、そんな井の中のJCの矛盾を笑うこともできないよな。

 監督の長久允はCM畑の出身。そこで得ただろう多彩なカードを惜しみなく出し続け、奇抜な映像表現を応酬させる。さらに、JCの形なき感情とカルチャーの洪水が私たちを襲う。これはもう21世紀JC版『グッドフェローズ』とでも言うべき怒涛の筆致である。

 セリフが多すぎるのは本来映画ではご法度だが、本作はそこがいい。というのも、セリフの内容に意味があるわけではなく、「口数が多く語彙力が薄い」といったセリフのディテールに意味があるからだ。頭のなかで考えが纏まるより先に口から言葉が出てしまう。自分をさも俯瞰できているかのように語ってしまう。そんなティーンのイタさにはやはり身に覚えがある。「死ね」とか「キモい」とか、そういう強い言葉を発しながらでなければ、生き繋ぐことなんかとてもできなかった。

 『エイス・グレード』にしろ、『アメリカン・スリープオーバー』にしろ、夏はティーンにいちばん残酷な季節なんだよな。
kentaro

kentaroの感想・評価

-
おまえたちが覚め/冷めてんのは、ようくわかった。
「俯瞰できるワタシ」なのは、ようくわかった。

だけど、これを楽しんだらもう、オシマイじゃないか?
なご

なごの感想・評価

3.6
りとるぞんびーずみたいだったそりゃ監督同じだからそうだけど、、面白かった、、なんだか最新だ、、
短いのですぐ観れるのとキャストさんがとても好きでした。ラザニアのくちゃくちゃ音が忘れられません。
稲生

稲生の感想・評価

1.0
ファーストカットだけで嫌いになれる映画選手権ならグランプリ

『ウィーアーリトルゾンビーズ』もそうだけどこういう映画が世界各地の映画祭で上映されてしまったことを1人の日本人としてただひたすらに恥ずかしく感じる
ri

riの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

Vimeoで見た。
都会の田舎の中高生って、こんな感じなのかな。
私は経験したことないけど、きっと私の生まれた場所とか、あたしんちのみかんとか、実際見たことないけど知っているみたいな感覚。
この、中高生の何とも言えない感情などなど…。
おこもりタイムに鑑賞。
初めてゴダール見た時と近い気持ちになった。こういう表現が出来る人間が居るのかよ!っていう興奮。
ポップだけどズレてない。逸らさない。
何度も観たいな。
はる

はるの感想・評価

4.0
冷めた子どもを主人公に据え、ダウナーな語りと美しい映像を展開していくというのは、この監督のカラーなのかな、と思ったりしました。このときにはもう無気力・無感動な自分を主人公は「ゾンビ」と定義づけていて、「WE ARE LITTLE ZOMBIES」とシームレスに繋がっているなと思いました。

私自身は狭山なんかよりももっとすごい僻地に育ったのですが、ずっと「ここじゃないどこかに行きたい」みたいな気持ちがあったのですが、それって田舎育ちだからなのか、自分の持つそもそもの気質なのか、どっちなんだろうなと思うなどしました。
>|