女たらしの夫と離婚して3年、新しい恋から遠ざかっている辣腕弁護士のディアーヌに、建築家のアレクサンドルという男から電話がかかってくる。ディアーヌがレストランに忘れた携帯電話を拾ったので渡したいというアレクサンドルの知的でユーモアあふれる口調に、仕事でむしゃくしゃした気持ちも一変し、アレクサンドルにほのかなときめきを覚えたディアーヌは、さっそく彼と会う約束をするが…
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電話でしか話したことのない男性が135センチの人だったらびっくりするけど、障害なんだしそれが理由でさよなら、っておかしいよね。
これは偽善なんだろうか。
ディアーヌの母親の
「障がい者と付き合うなんて」っていうセリフが辛かった。
でもたぶんほとんどの人がこういう考えなんだろうな。
わざわざ障害のある人を選ぶ必要はない。
もっと他に普通の人いるよ、って思うのが普通なんだろう。
それに対して「君こそ心に障害があるようだな」という聴覚障害を持っているディアーヌの義父のセリフ。
なんだか滑稽だった。
私はパッと見わかりにくいけど、身体に障がいがあるのでアレクサンドル寄りの気持ちになってしまう。
アレクサンドルは自分の身長をコンプレックスに感じてるし、辛いこともたくさんあっただろうけどそれをものともしない知性とユーモア溢れる笑顔の素敵な誰よりも素晴らしい人。
きっと人一倍努力したんだろうなぁと思うと切ない。
だんだん小さいのがすごくかわいく見えてくる。
自分だったらどうするかなぁ。
私もディアーヌと同じですごく悩むと思う。
人は一度植え付けられた固定観念を変えることは難しい。
人は見た目が全て。
悲しいけどどうしたってそれを変えることはできないんだろうな。
純粋な目でその人の内面を見られるようになりたい。
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2020/№11◡̈*✧🌛
おうち映画№10