びっきぃ

バルコニーのびっきぃのレビュー・感想・評価

バルコニー(2015年製作の映画)
3.8
「人々は空白を想像で埋めようとする」
これが僕らの性で、本当は都合のいいものを聞きたいだけ。
☆SAMANSAより短編映画のご紹介☆

人種差別が横行する地域の団地に越してきたアフガニスタンの女の子。最上階のバルコニーにいる彼女を見ているうちに、何か特別な感情を抱き始めたティナは彼女との距離を縮め始めるが、、、思いもよらない結末が待ち受けていた。

「あの笑顔でいる子は、家族、友達、恋人となんの不自由もなく生活しているんだろうなぁ」「いやいや、あの子実は、良くない人とつるんでるらしいよ」って僕らはその人の「見えない」を想像を膨らませることによって埋め、理解しようとする。というより、するしかないのかもしれない。

その美化、もしくは荒廃化した勝手なイメージが、相手を傷つける要因になることだってあるのだ。
びっきぃ

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