排路

廃墟の群盗の排路のレビュー・感想・評価

廃墟の群盗(1948年製作の映画)
4.0
小都会の女の物語は、運命に翻弄されすぎて雑だったけど、これは結構充実してた。
酒飲むシーンも追手から逃げるシーンも、塩の砂漠(馬の脚が埋もれるほど足場が悪い!)シーンも、池を囲んで座るシーンも、6人の男たちの立ち位置がバシッと決まってて圧巻だった。アルフレッドニューマンだけど、音楽の記憶があんまりなく、全編通して静かなのもよかった。
アンバクスターに対しては、男たちの行為は総じて獣的なのに、周りは静かで昼間でも濃い影があるしでいいバランスだった。
アンバクスターが銃撃戦後の元酒場の場所で手、脚を確認するたびに誰が死んで誰が生きたのかドキドキしながら中を見ていくシーンとか、野蛮な仲間の顔を掴んで仰向けのまま川に沈めるのとかもよかった。
バッファローみたいないびきの仲間が寝返りしたら不意に隣の仲間に腕を回しちゃう細部もよかった。
あとここにもゾロ目!
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