このレビューはネタバレを含みます
完成披露試写会にて鑑賞。
綾野剛さんの役作りの凄さにはいつも圧倒されますがこの作品の役作りが個人的には一番凄かったのではないかと思っています。
研吾と融の二人の出会いによって、全てのストーリーは進んでいきますが、ラストの雨の中泥だらけになりながらの二人の闘いのシーンはとても胸が熱くなります。
役者の本気を見せつけられているような感覚に陥りました。
虹郎くんの若さ溢れるフレッシュさ、綾野さんの安定感は凄まじいものでした。
研吾の父役の小林薫さん、剣道の師匠の役である柄本明さんの安定感もまた素晴らしいです。
途中、研吾の過去と向き合い改心させようとするシーンは少し長く感じましたが、淡々としている中で時の流れ人の成長を感じることができ、面白かったです。
予告編では、研吾が自分の掌にできたマメを炎で焼くシーンがありますが本編シーンではカットされていて残念でした。
円盤も購入しましたが、未公開シーンにも含まれておらず予告編だけのレアなカットだったのかあ、と思うと少しもの寂しいです。