第29回東京国際映画祭コンペティション作品
小泉八雲の「雪女」を、昭和30年代くらいの時代に置き換えて作られています。
今まで私たちがよく知ってる雪女の話に加え、村人たちが次々と謎の死を遂げて行く、というちょっとしたサスペンステイストも含まれてました。
雪女役の杉野希妃さんがとても妖艶な感じで、女性の目から見てもドキッとしてしまう。
青木崇高さん演じる巳之吉がユキと娘のウメを待たせ、山の中に入って猪か何かを狙っている時、涙を流すシーンがありましたが、そこは、彼にはユキとの別れを悟っていたのでは、と思い、ちょっと切なかったです。