雪女の作品情報・感想・評価

雪女2016年製作の映画)

上映日:2017年03月04日

製作国:

上映時間:96分

3.4

あらすじ

ある時代、ある山の奥深く、吹雪の夜。猟師の巳之吉は、山小屋で、雪女が仲間の茂作の命を奪う姿を目撃してしまう。雪女は「このことを口外したら、お前の命を奪う」と言い残して消え去る。翌年、茂作の一周忌法要の帰り道。巳之吉は、美しい女ユキと出会う。やがてふたりは結婚し、娘ウメが生まれる。 14年後。 美しく聡明な少女に成長したウメは、村の有力者の息子で、茂作の遠縁にあたる病弱な幹生の、良き話し相手だ…

ある時代、ある山の奥深く、吹雪の夜。猟師の巳之吉は、山小屋で、雪女が仲間の茂作の命を奪う姿を目撃してしまう。雪女は「このことを口外したら、お前の命を奪う」と言い残して消え去る。翌年、茂作の一周忌法要の帰り道。巳之吉は、美しい女ユキと出会う。やがてふたりは結婚し、娘ウメが生まれる。 14年後。 美しく聡明な少女に成長したウメは、村の有力者の息子で、茂作の遠縁にあたる病弱な幹生の、良き話し相手だった。しかしある日、茂作の死んだ山小屋で幹生が亡くなってしまう。幹生の遺体には、茂作と同じような凍傷の跡が。巳之吉の脳裏に、14年前の出来事が甦る。自分が見たものは何だったのか、そしてユキは誰なのか…。

「雪女」に投稿された感想・評価

kaname

kanameの感想・評価

1.0
雪女と遭遇した過去を持つ猟師が辿る数奇な運命を描いた物語。

地味で起伏のない話が、のらりくらりと延々と続くだけの退屈極まりない内容…

特に映像が美しい訳でもなく…本当に見所らしき物が全くなかった…
horahuki

horahukiの感想・評価

3.5
小泉八雲の有名な怪談『雪女』の映画化!
何ともスコアつけるのが難しい映画でした…。

有名ですけど一応あらすじ…
吹雪の中、山小屋に避難した茂作と巳之吉。その夜、茂作の上に覆いかぶさる女を巳之吉は目撃する。「このことを他言すれば殺す」と言い残して女は去り、茂作は冷たくなっていた。
その後、巳之吉は山の中で雪と名乗る美しい女と出会い結婚するが…という話。

冒頭のシーンの美しさは素晴らしい!
あえてのモノクロ映像で魅せる、雪女の妖艶さとこの世ならざるものとしての、おどろおどろしい異様な雰囲気を同居させた素晴らしいシーン。和楽器にこだわったBGMも、単なるホラーではなく日本の「怪談」としての空気感をうまく表現できてるし、モノクロ映像のおかげで、雪女が現実ではなく悪夢だったのではないかと錯覚させるようなところも良い。

その後はカラー映像に変わり、日本的な風景を絵画的に切り取ったような美しいシーンが続きます。ただ風景を映すだけでなく、それにより時間の経過や季節の移り変わりを表現してるのがうまいですね。彼方と此方の往来を象徴するような渡し舟というのもわかりやすくて好きです。

多分描きたかったのは自然と人間の共存や異文化交流の難しさ。雪女は小さな村にやってきた異人。だからこそ、村人から悪い意味で注目の的となり、村で起こる連続死亡事件の犯人として疑いをかけられる。余所者が村社会に馴染むことの難しさを『雪女』という巳之吉と雪の悲恋の物語に落とし込んだことは現代的で面白いと思いました。

ただ重要なことがあちこちで抜け落ちてしまっている印象。傑作になり得た作品だと思うので本当に勿体無いです。表情の演技や行間から匂わす演出は凄く良いのですが、肝心なところはセリフで済ませたり、場合によってはほぼ描けてないように感じました。

まず舞台となる村という共同体が描けてないせいで、村に馴染めない異人というものがイマイチ伝わってこない。ここは2、3のセリフによって伝わってくるのみで、描写が非常に薄く感じます。そして悲恋の物語でありながら、始まりと終わりがアッサリしすぎているのも気になりました。巳之吉の葛藤については、後半はその表情からもしっかり描けているように思いましたが、雪側の感情が全く読み取れない。あえてなんでしょうが、テーマ的に描く必要があったように思います。「あなたを知ろうとすることで自分を知っていた」というセリフは凄く良かったと思うんですけどね。他にも色々あるんですけど、雰囲気が大好きだっただけに冒頭で感じた期待は上回らなかった感じですね。それだけ冒頭が凄く良かったんです。う〜ん勿体無い。
紫色部

紫色部の感想・評価

2.0
2017.12.20 DVD

映画的省略は悪くないが、これ見よがしな舟/川のショット、いかにも「日本的」な風景の挿入、意志なきロングショットの乱発には辟易する。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.6
雪女ってタイトルだけで、妙に心がざわついて、思わず鑑賞し、今の時代味わえなくなった懐かしき怪異譚を堪能。
新解釈とあるが、なるほど愛の部分が全面に出ていて、間や隙を生かした幻想的な作りになっている。
ただし、雪女のシーンは僅かで、この時期の背筋に来る怖さが全く無いのは賛否なのかも。
しかし、杉野希妃はさすがに美形であり、雪女がハマり過ぎで、もっと見たかったが、安っぽいホラーにしたくなかったという意図は納得。
Chiharu

Chiharuの感想・評価

3.4
試写会で見せてもらった
昔話を聞かされているような気持ちになる映画

「監督とラブシーンをすることはなかなかないもので笑」と言っていた青木さんが良かった
2017年3月5日、ヒューマントラストシネマ有楽町にて鑑賞。

杉野希妃監督&主演による素晴らしい映画だった。
饒舌さを排除して、日本的な風景を一連の流れとして見せる手腕は見事。
この映画、饒舌な説明が無いので、観る人によって様々な解釈がなされる作り。


杉野希妃監督と松岡広大さんの舞台挨拶あり、松岡さんのオーディションでの熱意や瞳の輝き、杉野監督の演出細やかさなどが紹介された楽しいトークでした。

更に、杉野希妃監督のサイン会もあり、『雪女』パンフレットにサインをいただき、宝物になりました。

また、映画館の帰り、近所の図書館に寄って、小泉八雲の本(「ゆきおんな」収録本)を借りて来ました。

<映倫No.映されず>
ゲル

ゲルの感想・評価

4.0
杉野希妃を見るための作品。昔話的で、幻想的で、妖しく美しく静かな雰囲気。贅沢なまでに間を活かした台詞のやり取りは落語の怪談噺のよう。
予想通りの展開と結末で、予告編やチラシにあった「新解釈」ではないと思う。それとも、自分の視点が甘かったのか。
Saki

Sakiの感想・評価

3.3
エロティックで美しく、冷たくてピリついた。

色のトーンが落ち着いていて、空気感が古典的な日本っぽい。
だけど、英語字幕がついていたりして、杉野さん、世界の映画祭やコンペにたくさんでているだけあるなー、とか、日本人の私から見ても海外で映画見てるみたいで斬新だな、なんて思ったりした。

実際にお会いしたこともあり、同じ世代くらいの若者として、杉野映画を応援したい、という気持ちになりました。
marusan

marusanの感想・評価

3.5
上映後、監督、主演の杉野希紀さんと地元のラジオパーソナリティーのトークショー付きを観賞。
色味の無いオープニングから独特の雰囲気の作品で怪談が原作なのに恐怖を煽るというようなことはなく、結局、夫と娘をおいて去って行く雪女の哀しみを感じさせる作品でした。

生で見た杉野希紀さん綺麗でした。
みか

みかの感想・評価

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冒頭のシーンとか昔の映画を観てる感じですごく雰囲気があって息を飲んだ。雪女の美しさよ。