原作は未読。
ジャケ写のイメージで、硬派なサスペンス系かと勝手に思い込んでいたが、いざ見てみると、なかなかな出来の人間ドラマ。
眼鏡を外したアンタッチャブル柴田にどこか似ている津田寛治の主演作品って初めて見たけど、暗い過去を抱えながらも明るく飄々と振る舞う主人公にはピッタリはまっているし、何よりも、突然、彼の元に現れる謎の女子高生を演じた駒井蓮の存在感が抜群にいい。
高校の演劇部長や女子高生の母親とか、ちょっと演技がオーバーなところが、ちと鼻につく。ストーリーも取り立てて盛り上がるわけではないが、これはこれで良いのかもしれない。