【ミスティック・リバー並みの不快感】
公開当時から賛否両論真っ二つに分かれた阪本順治作品。彼は巨匠だが、たまに酷い映画も撮るので要注意!🙅♂️
江口洋介、妻夫木聡、宮崎あおい、そして佐藤浩市という豪華面子がこれほど暗澹たる気持ちに陥る映画に参加するとは驚き。
梁石日による原作(怖くて読めない)は未読なんだが、子供を虐待するペドフィリアの描写が気持ち悪くて不快感を煽る一作。
タイに於ける子供の人身売買&臓器密売のシーンが阪本監督だけあってリアルで、手持ちカメラの臨場感と相俟ってドキドキ💓させられる。
最終的に江口洋介演じる主人公ですら「アレ」だったというオチで、拍子抜け。桑田佳祐の歌うエンディング曲がちっとも映画の内容とマッチしてないのが残念。
とんでもない失敗作とは言わないが、後半から焦点ボケした印象もあり何とも歯痒い社会派映画。変態しか喜ばない児童レイプシーンが観ていてキツかった。😖
一応、タブーに踏み込んだ力作とは思う。点数はやや甘めで4.0くらい。😓