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退屈な日々にさようならをのものネタバレレビュー・内容・結末

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

“ありがとね、死ぬこと認めてくれて”に対して、“もう黙りな”って返してるのを見て、もう2人の間では散々話し合って、でもこの方法でしか解決出来なくて、せめて最後まで見届けて、その後を一緒に生きて行くことを決めたんだなあ…強いなあ…と思った。

この映画のテーマは必要性と日常かなあと思ってて、“この世に必要じゃないかもしれない”映画のために、誰かが必要としているであろう人の命を奪ってしまうことの自責感に耐えられない気持ちは分かる。

“誰かが必要としてなきゃ”無くなってしまう公園のように、自分の価値を見失ってしまうと、誰かに必要とされることを強く求めてしまいがちだけど、
誰からも必要とされない日々は退屈で死にたくなるけど、
それでも、人の数だけ日常があるし、必要とするものは違う。花を必要とする人、しない人、人に見られない映画を映画を必要とする人、しない人。同じ日常を共有してても、必要とするものは人それぞれ違う。

生きてるか死んでるかなんて分かんないんだから、自分にとって必要としている人が居るのなら連絡とらないとなあ、と思う。
関係性の名前なんて、意味ないんだから

あと、パンの耳を食べてあげるところと、濡れないように水風船を優しく投げるところで双子の似ている優しさを描くのすごく良い
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