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退屈な日々にさようならをのumekoのレビュー・感想・評価

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)
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たとえば、火星人だとか地球外生命体がもし私たち地球の人たちのことを見ていたら、
人間なんてめちゃくちゃ不完全な生き物で、果てしなくどうしようもなくて、愚かで醜くて、それでいて滑稽で一生懸命で、でも少しあたたかくて、なんか不思議で美しいなんてたぶん思わないだろうと思う。

でも私もぐちゃぐちゃな生き物だから、知らない人たちのことも不器用で一生懸命でなんだか愛おしいよ

ふと、もう2度とあの子やあの人たちと会えないかもしれないなぁと思ったりするのだけど、それはそれできっとよくて
生きてても死んでても、重なった時間の存在が優しいなぁと思う。

赤色の水風船は優しくキャッチしなきゃ割れちゃうからね。関係に名前なんかなくったって、私も君も同じ時間軸に、ただいるんだよ

このタイミングで、音楽がマヒトゥザピーポーだったので更に優しい気持ちになった。
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