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退屈な日々にさようならをのinuのレビュー・感想・評価

退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)
3.4
「日常って人の数だけあるんだよ」
「愛がなんだ」とは対照的で、常識の外側からのアプローチでそれぞれの日常やそれぞれの愛を描いている。現実離れした設定にしたことで、どうしても気になる細かいところは相殺できているが、緻密さには欠ける。「震災」が一つのテーマといわれる割には、言外のところで語られているわけでもなくそこが一番気になった。今泉監督の一貫したテーマが愛の所在や個々の日常なのではないかと感じた。
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