oshiroisan

ニーゼと光のアトリエのoshiroisanのレビュー・感想・評価

ニーゼと光のアトリエ(2015年製作の映画)
4.7
ロボトミーや電気ショックなど、今では考えられない暴力的な治療が行われていて、日常生活も人権無視の精神病院。医療従事者も患者も病んでいたのだと思う。そこに、ニーゼのような精神・心を大切にする医師が現れ、ニーゼの周りの患者も看護師たちも穏やかで明るくなっていく。そのプロセスの中で、人は大切にされることがなければ誰かを大切にできないし、自分自身も大切にできないのだというメッセージを感じた。
そして、芸術を愛したり、自分が良いと感じたり惹かれたものをそのまま大切にする心を持ちたいと思った。
素晴らしかった。
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