素敵な作品に出会えました。
実際に居た女医の功績を綴ったストーリー。
精神病の患者に対して人として扱わず
ずさんな管理、実験とも言える治療をしていた時代。
アイスピック頭に突き刺して治すが
まかり通ってた時代ですよ。
アトリエを作り観察することから
治療が始まりその中でニーゼは彼らを
人として扱い尊厳を取り戻させ
生きることを思い出させていく過程が軸。
邪心がない無意識の中で描く作品は
彼らの心情を写すキャンパスであり
時間が経つにつれて色とりどりな
作品になっていくのを観る。
映画の中の彼らが描く作品はどれも素敵な絵ばかりで
色がとっても惹きつけられたなあ。
やっぱりバスでお出かけするシーンとか
庭でダンスパーティーを開くシーンとかお気に入り!
周りに理解して貰えなくても反発し
彼らの事を理解しようと奔走し
しっかり結果を出していく彼女は本当偉大。
今までより、より良い人生を送って貰いたい
その様な事をニーゼ本人が言ってた。
病気になってから、更により良い人生になったと
“クライアント”が思ってくれる様に努めたニーゼ。
マザーテレサの様に人に尽くす事が出来る人に尊敬する。
見てるとツライシーンもありますが
陽だまりの様な雰囲気で
気づいたら涙がつたってた。
そんな素敵な作品です。