McGuffinマクガフィン

廿日鼠と人間のMcGuffinマクガフィンのレビュー・感想・評価

廿日鼠と人間(1939年製作の映画)
4.5
農場から農場へと渡り歩く幼馴染の凸凹コンビ。
「怒りの葡萄」(原作は同じくスタインベック)「南部の人」みたいな時代かな。コメディのようなスタートだけれどこの先何かが起こりそうな不安はある。

小作人たちの食事風景はガツガツしているが楽しそう。牧場主一家三人の食事風景は無言。楽しくなさそう。

牧場主のおやじさん。
嫌な息子。
退屈している嫁。
小作人のボス、スリムはみんなをまとめて秩序を保つ役割。物語に客観性を持たせている。個性の光るキャラクターたち。

老いた牧羊犬の話がこの先起こる出来事を表している😭

❶片腕をなくして役立たずの老人。
❷黒人であるため白人といることが許されず納屋で暮らす読書家の男。
❸頭の弱い大男。
この社会的弱者三人が揃ったシーンが好き🥹

あの嫁のキャラもなぁ。
別にアバズレとかじゃなく寂しかっただけ。
ドレスや宝石が欲しいとかでもなかったし🥲

音楽も撮影も良くて名作でした。
ロッキーのセコンド、好きなんですよね。
ルビッチの作品に出てる時のキャラが面白い🤭